ピルの副作用とは?必要以上に心配せず、正しい知識で適切な服用を|ピルと避妊

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ピルの副作用とは?必要以上に心配せず、正しい知識で適切な服用を

ピルは使用目的によって、2種類に分類されます。一つは避妊を目的とした自由診療の経口避妊薬ピルで、二つ目は、月経困難症改善などの治療を目的とした保険適用ピルです。ピルには避妊や生理痛改善などメリットが多いのですが、嘔気・血栓症等のデメリットの副作用もあります。また、飲み忘れによる効力の低下にも注意が必要です。ピルの使用法や副作用を十分に理解して服用することはとても重要なことです。正しい知識を持つことで必要以上に心配せずに飲み続けることができます。

ピルの基礎知識

ピルとは?

ピルとは、もともと丸薬のことで、飲む避妊薬として使用されてきました。ピル服用によって、女性ホルモンがコントロールされ生理痛軽減等の副効用があることが見いだされ、保険適応ピルとして使用販売されるようになりました。ピルは、自費と保険、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの種類と含有量、等によって分類されます。

[表]2021年3月現在販売されている自費と保険のピル

製品名 錠数 服用開始日 配合パターン
(1周期あたりの総量mg) 相性
相性
エストロゲン プロゲスチン
自費OC
シンフェーズT28錠 28 Sundayスタート EE=0.735 NET=15.0 三相性
アンジュ21錠

アンジュ28錠
21/28 Day1スタート EE=0.680 LNG=1.925
トリキュラー21錠

トリキュラー28錠
21/28 Day1スタート EE=0.680 LNG=1.925
ラベルフィーユ21錠

ラベルフィーユ28錠
21/28 Day1スタート EE=0.680 LNG=1.925
マーベロン21錠

マーベロン28錠
21/28 Day1スタート EE=0.630 DSG=3.15 一相性
ファボワール21錠

ファボワール28錠
21/28 Day1スタート EE=0.630 DSG=3.15
保険LEP
ルナベル配合錠LD
ルナベル配合錠ULD
21 Day1~5スタート EE=0.735
EE=0.420
NET=21.0
NET=21.0
フリウェル配合錠LD
フリウェル配合錠ULD
21 Day1~5スタート EE=0.735
EE=0.420
NET=21.0
NET=21.0
ヤーズ配合錠 28 Day1スタート EE=0.480(24日間)
EE=2.4(120日間)
DRSP=72.0(24日間)
DRSP=360(120日間)
ヤーズフレックス配合錠 28 Day1スタート EE=0.480 DRSP=72.0
ジェミーナ配合錠 21/28 Day1~5スタート EE=0.420 LNG=1.89

・卵胞ホルモン(エストロゲン)の含有量の違いにより、「超低用量ピルULD」「低用量ピルLD」「中用量ピル」と分類されます。中用量ピルにはプラノバールがあります。

・黄体ホルモン(プロゲステロン)は、ノルエチステロン(NET)、レボノルゲストレル(LNG)、ドロスピレノン(DRSP)、等の質の違いで種類が分けられます。

・錠数は偽薬を含んだ28錠タイプと偽薬のない21錠タイプ、等があります。

・ピル1シート全てが一定のホルモン量の錠剤であるものが「一相性(そうせい)」、自然な月経周期に似せてホルモン量を三段階に変化するものを「三相性(そうせい)」といいます。

・使用目的や、患者様の体質などにあわせて適切に選択することが大切です。

[参考文献]「OC・LEPガイドライン2020年度版」

公益社団法人 日本産科婦人科学会/一般社団法人 日本女性医学学会 編集

[注] ピルの種類

経口避妊薬ピルと保険適用ピル

産婦人科領域では経口避妊薬ピルをOC 、保険適用ピルをLEPといい、女性ホルモン剤ピルをOC-LEP(オーシーレップ)と呼ぶことが多いです。

[略語解説]

OC=oral contraceptive(経口避妊薬)

LEP=low dose estrogen-progestin(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬)

<経口避妊薬ピルOC>

経口避妊薬ピルをきちんと内服すると、2種類の女性ホルモンが持続的に血中に存在するため排卵が抑制され、精子と卵子の受精が阻害されます。またプロゲスチンの作用で子宮内膜の増殖を抑制して受精卵が着床しにくい状態になります。これらの作用が避妊効果につながります。

服用を中止すると、卵巣から女性ホルモンが通常通りに排出され排卵・着床が生じて妊娠の可能性が生じます。避妊のためには飲み忘れないように注意が必要です。

[注] 経口避妊薬ピル

<保険適用ピルLEP>

保険適用ピルは月経周期の調節作用があるので、月経痛の軽減、月経不順、過多月経、貧血の改善、卵巣がん・子宮体がんのリスク低下などの効能があります。

また、月経前症候群(PMS)、月経前不快気分障害(PMDD)に効果があり、子宮内膜症性疼痛を軽減し子宮内膜症の病巣縮小にも有効です。

<特殊なピル>

ピルにはその他にも、緊急避妊薬ピル(アフターピル)があります。避妊に失敗して、望まない妊娠を防ぐため、性交後に一定時間内(通常72時間以内)に服用します。

また、血栓症の一因である卵胞ホルモン(エストロゲン)が配合されていないピルもあり、肥満や喫煙者、「低用量ピル」で副作用がある方も使用できるタイプのピルです

[注] 保険適用ピル

[注] アフターピル

<ピルの料金>

経口避妊薬ピルは自費診療となります。初診料、薬剤料、検査料、消費税、等をすべて含んだ一括の分かりやすい費用となります。
治療薬ピルは保険診療で3割負担となります。
[注] 料金

ピルの服用方法

生理開始から、1~5日の間に服用を開始し、1日1粒服用を毎日続けます。食前・食後などのルールはありません。毎日飲み忘れないように確実に服用することが大切です。

1回の飲み忘れでしたら、気付いた時に飲み忘れた錠剤をなるべく早く服用し、残りの錠剤は通常通りに服用します。追加の避妊法行わなくても大丈夫といわれています。

最近のWebの発達により、オンライン診療を行っているクリニックもあるようです。ネットで検索してみてください。

ピルを服用するメリットとデメリット

避妊効果は、用法・用量を守ることで高い確率で避妊できると言われています。コンドームは性感染のリスクを予防することは出来ますが、破損や装着時のズレなどにより避妊の可能性が低下する場合があります。(パール指数)

ピルは内服することで女性が主体的に避妊できます。男性に避妊をお願いするのではなく、女性自身の行動で避妊ができます。

保険適応ピルも飲み忘れなく服用することで、治療効果が認められます。

これらはピルのメリットです。

しかし、ピルは薬剤ですので副作用があります。薬剤にアレルギー反応のある人や血栓症等のデメリットの知識は必要です。

ピルの副作用と原因

ピル承認時までの調査症例では50.9%に副作用が認められ、主な副作用は、悪心、乳房緊満感、頭痛、嘔吐、下腹部痛、等と報告されています。しかし、市販後使用成績調査では、11.4%に副作用が認められ、かなり改善されています。副作用の中にはマイナートラブルのほかに重篤な血栓症や過敏症もあります。安心して使うためには、副作用について正しく理解して服用をすることが大切です。

[注] トリキュラー21,28 取扱説明 バイエル薬品株式会社

[注] ピルとは

ピルの副作用

<マイナートラブル>

ピルの副作用には、マイナートラブルと呼ばれる不正出血(不正性器出血)、吐き気、悪心、乳房の張り、むくみ、体重増加、気分変調、頭痛、などがあります。ピル服用後の症状には、肌荒れやニキビ、眠気が起こることもあります。1周期目~3周期目に起こることが多いですが、3ヶ月以内に収まる場合がほとんどです。

<静脈血栓塞栓症VTE>

注意すべき重篤な副作用には、静脈血栓塞栓症(VTE)があります。脳卒中、脳梗塞、心筋梗塞、乳がん、悪性黒色腫、浸潤性子宮頸がんなどの副作用も指摘されています。

静脈血栓塞栓症(VTE)とは、血液が静脈血管の中で凝固して血栓を生じ、他の臓器に塞栓症を生じる病態です。静脈血栓症の頻度は低用量ピルを服用していない人は年間1万人に1-5人であるのに対し、低用量ピル服用者では1万人に3-9人と報告されています。ピルを服用している人は、ピルを服用していない人と比べると静脈血栓症の発症リスクが上昇すると言えます。

静脈血栓塞栓症(VTE)になると、さまざまな症状が起こる可能性があります。前駆症状として体重増加、血圧の上昇、ふくらはぎの痛みやむくみ、意識の障害、腹痛・胸痛・頭痛、息苦しさ、視野の縮小、舌のもつれなどの症状には気をつけてください。

これらの症状が疑われる場合は静脈血栓塞栓症(VTE)の前兆のおそれがあるため、直ちに服用をやめて医療機関を受診して医師に相談することが大切です。静脈血栓症を発症しても早期発見でほとんどの場合適切な治療を行うことが出来ます。

また異常や問題がないかを確認するために、レディスクリニック等に定期的に来院して頂き、問診・血液検査などのチェックをすることが重要で欠かせません。

重篤な動静脈血栓塞栓症

<緊急対応を要する血栓症の症状>

下肢の疼痛・腫脹・しびれ・発赤、突然の息切れ、胸痛、激しい頭痛、四肢の脱力・麻痺、構語障害、急性視力障害、嘔気・嘔吐、等

ピルの服用により、年齢、喫煙、肥満、家族歴、等のリスク因子の有無にかかわらず血栓症があらわれることがあるので、疑われる症状があらわれた場合は服用を中止して、医療機関に連絡することが重要です。これらの症状が疑われる時は直ちにピルの服用を中止して、速やかに専門の医療機関に連絡することが大切です。専門の医療機関とは、心臓血管外科・循環器内科・内科などの病院となります。

[注] ヤーズ配合錠 取扱説明 バイエル薬品株式会社

血栓症とは

ピル服用による副作用の中で注意しなければならないものに、重大な副作用として動静脈血栓塞栓症があります。正確な発症率は不明です。

血栓症とは血管内で血液が固まって塊となった血栓が血管を詰まらせて臓器に壊死を起こす疾患です。

塞栓症とは血栓が他の臓器に飛んで壊死などの様々な症状を起こす疾患です。ピル服用の上で最も注意を要する病気となります。

動脈血栓症は動脈に血栓が詰まる病気で、心筋梗塞、脳梗塞につながります。

静脈血栓症は足の静脈に血栓が詰まって深部静脈血栓症を発症します。血栓が肺に塞栓して肺塞栓症になることがあります。喫煙は血栓症のリスクをより高める原因となりますので禁煙をおすすめします。喫煙者は普通のピルは服用できません。

服用中に、急激に体重増加した場合、ふくらはぎに痛みなどの症状がある場合、には血栓症を疑って、服用をストップして専門医を受診してください。

ピルによる血栓症で亡くなった人の割合は10万人に1人です。当院ではピルを服用している患者様には、異常や問題がないか、問診や血圧・体重の測定検査を毎回行い、年に一度は採血を実施してリスクのチェックと管理を行っております。

[注] ピルとは

その他の副作用

<ピルに対して過敏性素因のある場合>

蕁麻疹・発疹などの過敏症状がみられるときも、服用をやめることが必要です。

子宮筋腫、40歳以上、乳がんの既往歴・家族歴、高血圧の方、など特定の背景をもつ患者さんは注意が必要です。ピル服用に関しては産婦人科の病院・診療所にお尋ねください。

<ピルとがん>

ピルは、子宮体癌(子宮内膜がん)、卵巣がん、大腸癌のリスクを低下させます。

一方、ピルは、子宮頸がん、乳がん、の発症リスクを増加させる可能性があります。したがって、乳がん検診と子宮がん検診を定期的に行って健康状態をチェックすることが大切です。

ピルの副作用が起こる原因と予防法

ピルの副作用は女性ホルモン剤の血液凝固作用によるものです。特にエストロゲンは血液凝固作用が強く、ピルの服用後3ヶ月以内にエストロゲンの作用による静脈血栓塞栓症(VTE)の発生が起こりやすくなります。

予防としては、適切な水分や電解質の補給、長時間飛行のエコノミークラス症候群には下肢を動かしマッサージする、血圧が急に上昇するのを防ぐ、等の対策があります。

ピルの副作用について知っておきたいこと

ピルには女性にとって多くのメリットがある一方で、デメリットの副作用があります。安全にピルを服用するために、服用中の症状について注意し、心配な症状がある場合には医師に相談することが大切です。
血栓症の既往歴がある方、大きな筋腫のある方、喫煙者、偏頭痛のある方、40歳を超えた方、BMIの高い方、高血圧の方等は普通のピルは服用できません。詳しくは医師にご相談ください。

マイナートラブルは服用後に収まることが多いです。

体がピルに慣れるまで、少し時間がかかります。
ピルの副作用の症状はシートを3周(1シート1ヶ月分)する期間内に多く見られますので、服用開始3カ月以内は副作用について特に注意が必要です。

ピル服用中の不正出血にはいろいろな要因がありますが、ご自身の卵巣からのホルモンの影響もあります。ピルを飲みなおすと改善する可能性があることが多いです。筋腫やその他の原因もありますのでご心配の方は処方している病医院にお尋ねください。

ピルを長期に服用しても中止後の妊孕性には影響しません。

ピルの服用を終えると、通常どおり排卵が始まります。ピルの服用終了後、最初の排卵から妊娠は可能です。ピルが原因で不妊症になることはありません。

ピルの副作用について知っておきたいこと

ピルには女性にとって多くのメリットがある一方で、デメリットの副作用があります。安全にピルを服用するためには、既往歴、家族歴や服用中の症状について注意し、心配な症状がある場合には医師に相談することが大切です。

血栓症の既往歴がある方、大きな子宮筋腫のある方、喫煙者、偏頭痛のある方、40歳を超えた方、BMIの高い方、高血圧の方等は普通のピルは服用できません。詳しくは医師にご相談ください。

ピルには低用量ピルの他に超低用量ピルもあります。ご自身にあったピルを探すことも選択肢のひとつです。

マイナートラブルは服用を継続すると収まることが多い

体がピルに慣れるまで、少し時間がかかります。

ピルの副作用の症状はシートを3周(1シート1ヶ月分)する期間内に多く見られますので、服用開始3ヶ月以内は副作用について特に注意が必要です。ピルを服用すると体内のホルモンバランスが変化し不安定になります。一時的なことが多く、服用を3ヶ月程続けることで緩和することが多いです。副作用がどうしてもつらい場合やご心配な場合は、ピルがお体にあっていないおそれがあるため、産婦人科やレディースクリニックを受診してご相談ください。問診や診察の結果、ピルの種類の変更をおすすめする場合もあります。

ピル服用中の少量の不正出血にはいろいろな要因がありますが、ご自身の卵巣からのホルモンの影響もあります。ピルを飲みなおすと改善する可能性があることが多いです。筋腫や卵巣嚢腫、その他の原因もありますのでご心配の方は処方している病院・診療所にお尋ねください。

ピルの投与ができない禁忌の人

以下の方はピルの投与ができません。

・ピルに対して過敏性素因のある方

・乳がん、子宮内膜癌のように、エストロゲン依存性悪性腫瘍の方。

・子宮頸がん疑いの方は、腫瘍の悪化あるいは顕在化を促すことがあります。子宮頚がんはセックスによって感染したHPVの長期感染によって生じ、長期のピル内服によってHPVの排除率が低下するのが原因と言われています。

・診断の確定していない異常性器出血のある人。

・血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患の方、または既往歴のある方は、症状が増悪することがある。

・35歳以上で1日15本以上の喫煙者。

・閃輝暗点、星型閃光等の前兆を伴う片頭痛のある方は、脳血管障害が発生しやすいという報告がある。

・肺高血圧症又は心房細動を合併する心臓弁膜症のひと。

・糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症を伴う糖尿病患者。

・抗リン脂質抗体症候群の患者。

・手術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内、長期間安静状態の人。

・重篤な肝障害、肝腫瘍のある人、

・脂質代謝異常の人は、血栓症等の血管系の障害が生じやすくなる。

・高血圧のある人(軽度の高血圧の人は除く)は血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなる。

・耳硬化症の人は症状が増悪することがある。

・妊娠中に黄疸、持続性そう痒症、妊娠ヘルペスの既往歴のある人は症状が再発する恐れがある。

・妊婦、妊娠している可能性のある人。授乳婦も投与しない。

・若い骨成長が終了していない可能性のある人。骨端の早期閉鎖をきたす恐れがあるため。

・重篤な腎障害又は急性腎障害のある人は、投与しない。

・その他、産婦人科の医療機関にご相談ください。

[注] ヤーズ配合錠 バイエル薬品株式会社

ピルの慎重投与に該当する人

以下の方はピル投与には注意が必要です。

・子宮筋腫のある方。筋腫の腫大をもたらすことがある。

・40歳以上の方。心血管系の障害が発生しやすくなるため。

・乳がんの既往歴のある患者。乳がんが再発するおそれがある。

・乳癌の家族歴又は乳房に結節のある人。

・喫煙者は心筋梗塞などの心血管系の障害が発生しやすくなる。

・肥満の人

・血栓症の家族歴を持つ人

[注] ヤーズフレックス配合錠 バイエル薬品株式会社

飲み合わせによる相互作用の副作用

<併用禁忌>

ヴィキラックスは機序不明ですが、併用禁忌となっています。

<併用注意>

プレドニゾロンはピルと併用で作用が増幅する恐れがあります。ピルが代謝を抑制すると考えられています。

ピルの服用が追加で必要な場合があります

ピルの服用を初めてから、体がピルに慣れるまでは副作用の症状が出やすい時期です。悪心や嘔吐は比較的多い副作用の症状です。

吐き気がひどく、ピルの服用後2時間以内に嘔吐したときは、ピルの成分が体内にしっかりと吸収されていないおそれがあるため、ピルをもう1錠追加で服用する必要があります。対処法はピルの処方を受けたクリニックで医師に相談し、説明を聞くようにしてください。

[注] ピルとは よくある質問参照

ピルの有益性と副作用を知り上手に活用するために

ピル服用での、メリットとデメリットを正しく知ることで、必要以上に心配せずに服用をすることができます。ピル服用で発生リスクが上がる病気についても、正しく理解して早期発見・早期治療できるように定期的に検査をすることがとても大切です。これらのことを知り、上手に活用することで、望まない妊娠をする確率が下がり、また、月経症候群等の症状を改善することができます。

ピルを長期間服用しても中止後の妊孕性(にんようせい)には影響しない

ピルの服用を終えると、通常どおり排卵が始まります。ピルの服用終了後、最初の排卵から妊娠は可能です。ピルが原因で不妊症になることはありません。

ピルの注意点と中絶

ピルは、飲み忘れのないように適切な服用すれば高い避妊効果を得ることが出来ますが、クラミジアやHIV(エイズ)などの性感染症の予防をすることはできません。コンドームでの避妊は、避妊に失敗することも少なくないため、より確実な避妊と性病の感染を予防するには、低用量ピルの服用とコンドームの使用を併用する避妊法をお勧めします。

ピルにはいろいろな種類がありますので、服用に関しては受診していただき当院医師までご相談ください。

[注] 中絶の基礎知識と費用

[注] 初期中絶と中期中絶

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監修 竪山 均Hitoshi Tateyama

資格医

  • 麻酔科標榜医
  • 母体保護法指定医

メッセージ

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