アフターピルとは?性交後に望まない妊娠を避けるための基礎知識 | 東京青山・たて山レディスクリニック|妊娠18週前後までの妊娠中絶手術可能

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アフターピルとは?性交後に望まない妊娠を避けるための基礎知識

望まない妊娠をしないための様々な避妊方法として、低用量ピルを毎日正しく服用すること、コンドームをきちんと使用すること、子宮内器具を装着しておくこと、などがあります。しかし、低用量ピルの飲忘れ、コンドームの破損、子宮内器具の脱落、または性被害にあった時、など予期しない事態が生じる事があります。そのような緊急的な場合に、性行為後72時間以内にアフターピルを内服することによって、妊娠率を下げることができます。アフターピルを服用すると、「望まない妊娠」による中絶手術を避けることができます。アフターピルの効能、使用方法、副作用をよく理解して有効活用をすることが望まれます。

アフターピルとは?

「アフターピル」とは、「性交渉後に服用することで妊娠を予防することができる薬剤」のことです。緊急避妊薬、緊急避妊ピル、緊急避妊剤、モーニングアフターピル、ともいわれています。以前は、夜にセックスをして翌朝に避妊をする薬ということで、「モーニング」アフターピルと言われることが多かったのですが、今では時間に関係なく使用されるため、単に「アフターピル」と呼ばれています。

ピルと避妊編

性交後の避妊に有効なアフターピルとは?

・アフターピルは、性交後一定期間(72時間以内)に内服することで、排卵、受精、着床、のいずれかを防止して、100%ではないが高い確率で避妊をすることのできる可能性のある内服薬剤です。

・服用は、性行為後24時間以内に服用した場合は99%の避妊率があり、48時間以内では98%の避妊率で、時間がたつほど効果が下がっていきます。効果的に避妊するためには、できるだけ早く服用することがとても大切です。

アフターピルを入手できる場所

・アフターピルは産婦人科クリニックや病院、医院の産科婦人科で、医師から処方されます。市販の薬屋さんなどではアフターピルを購入することはできません。

・最近では病医院でオンライン診療を受けて緊急避妊薬を受け取ることが可能になりました。緊急用のアフターピルはできるだけ早く服用することが大切ですので、郵送ではなく徒歩で直接診察してもらえる医療機関を受診して、早めに購入して受け取って正しく服用することが大切です。

・当院で処方しているアフターピルは「ノルレボ錠1.5mgジェネリック」で、一般的には「ノルレボ」と呼ばれています。WHOによる緊急避妊のエッセンシャルドラッグ(必要医薬品)に指定されており、日本でも、日本産科婦人科学会などが推奨しています。

・当院で「ノルレボ」の処方をご希望の方は、事前にお電話(03-3408-5526)で相談し、予約を入れてご来院ください。

・ご本人確認のために、保険証や運転免許証などの身分証明書をご持参いただいております。

・来院時に簡単な問診とバイタルチェックを行い、服用方法の説明と注意点のお話をさせていただき、問題ないと判断されればアフターピルをお渡しすることができます。費用は初診料、薬剤料、診察料、税込み、の料金になります。お電話でお尋ねください。

アフターピルの種類

<ノルレボ錠>

・1999年にフランスで開発販売され、2012年に日本でも販売が承認されました。黄体ホルモンのレボノルゲストレル(LNG)1.5mgの服用による避妊薬です。

・避妊に失敗又は避妊しなかった場合に、72時間以内(3日以内)に1回服用することで妊娠阻止率が80%~84%であったと国内および海外第三相試験で報告されています。

<ノルレボ錠ジェネリック>

・2019年2月より、レボノルゲストレルのジェネリック薬が開発され、「レボネル錠1.5mg」として販売されました。「ノルレボ1.5mg錠」と効果は同じで先発品より料金が安くなりました。

[注] <ノルレボ錠>と<レボノル錠(ノルレボ錠ジェネリック)>を総称してアフターピル「ノルレボ」と言われることがあります。

<ヤッペ法>

・1970年代にエチニルエストラジオールとノルゲストレルの配合薬を経口投与するヤッペ法が開発されました。

・日本では中用量ホルモン剤プラノバールを性行為後72時間以内に2錠服用し12時間後にまた2錠服用する方法で採用されています。

・中用量ピルのため副作用が強いこと、適用外使用であること、避妊効果が70~80%程度とあまり高くないため、現在ではほとんど採用されていません。

<エラワン 30mg>

・エラワンはウリプリスタール酢酸エステルというプロゲステロン受容体の調節剤です。排卵を抑制する作用を利用して、セックス行為後120時間(5日)以内に服用することで、避妊の効果が期待できる新しいお薬です。

・現在、日本では子宮筋腫や過多月経の治療薬として使われています。妊娠阻止率95%と高く、非妊娠率はノルレボ錠1.5mgと同等です。海外で主流となっていますが、日本では認可されていない未承認のアフターピルです。当院では現在のところ取扱いはありません。

アフターピルの仕組みと副作用

避妊に失敗した又は避妊を講じなかった性交後に、72時間以内(3日以内)にアフターピルを服用することで高い確率で妊娠を回避することができます。このようにメリットのあるアフターピルですが、作用機序と副作用(デメリット)の理解も必要です。

アフターピルの仕組み、なぜ緊急避妊できるの?

・日本で一般的に処方されているアフターピルの「ノルレボ」は、レボノルゲストレルという黄体ホルモン(プロゲステロン)が主成分です。

・卵巣から卵子が「排卵」すると、排卵後の卵胞が黄体化卵胞となり、黄体ホルモンが分泌されます。排卵による卵子と、性交渉の射精による精子とが「受精」すると受精卵となり、受精卵は子宮内膜に「着床」して妊娠が成立し維持されます。

・「排卵」、「受精」、「着床」という3つの段階を経て、妊娠の成立と維持が行われます。

・アフターピル「ノルレボ」を排卵前に服用すると、レボノルゲストレルという黄体ホルモンが一過性に血中に増加し、脳の視床下部は排卵後の黄体化卵胞から黄体ホルモンが増加した状態と見なして、「排卵抑制作用」が起こります。この排卵抑制作用がアフターピルによる避妊効果の主な作用機序になります。

・アフターピル「ノルレボ」を排卵後に服用すると、排卵後では黄体化卵胞からの黄体ホルモンが分泌されているため、「ノルレボ」による「排卵抑制作用」はありませんが、「受精阻害作用」と「受精卵着床阻害作用」が関与して緊急避妊します。

・即ち、アフターピルは、妊娠の3段階の「排卵」、「受精」、「着床」、いずれかに作用して、「排卵抑制作用」、「受精阻害作用」、「受精卵着床阻害作用」、のどれかの働きで、緊急避妊作用を行います。

・アフターピルは排卵する前に服用すると避妊効果は大きいため、性交後72時間以内の早い時期に服用することが大切です。

「経口避妊薬ピル」と「アフターピル」の避妊機序の類似性と相違性

<類似性>

・「経口避妊薬ピル」は低用量の卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の合剤で、毎日1回、1錠ピルを飲み続けることで、妊娠に類似した状態を作り出すことで排卵を防止して避妊をします。これを「偽妊娠療法」といいます。

・「アフターピル」は一過性に黄体ホルモンを服用することで排卵を抑制します。

・妊娠と類似の状態を作り出し排卵抑制作用によって避妊効果が生じるのは「類似性」となります。

<相違性>

・「経口避妊薬ピル」は毎日低用量のエストロゲンとプロゲステロン(0.05~0.125mg)を服用するため、飲み忘れがない限り高い避妊効果が期待できます。

・「アフターピル」はプロゲステロン1.5mgだけで、1回の服用だけですので、12~30倍の高用量の黄体ホルモンが必要になり副作用が大きくなります。また、「アフターピル」は排卵後に服用すると効果が下がります。

・したがって、アフターピルは排卵する前に服用すると避妊効果が大きいこと。確実に避妊するためには「低用量ピル」の方がおすすめで、「アフターピル」はあくまでも、緊急用の避妊となります。

アフターピルにより起こりうる副作用

<アフターピル服用によるトラブル>

・日本での臨床試験では72%に何らかの副作用が生じたと報告されています。

・アフターピルの成分はレボノルゲストレルという黄体ホルモンですので、卵胞ホルモン服用に多い血栓症の後遺症はほとんどありません。

・内服後の主な副作用としては、消退出血(46%)、不正子宮出血(13%)、頭痛(12%)、悪心(9%)、倦怠感(7%)、傾眠(6%)、めまい、嘔吐、等が指摘されています。

・一時的で個人差がありますが、大丈夫なように観察を十分に行い、胃薬、吐き気止め、等の適切な処置を行うことが必要です。従来のヤッペ法よりも頭痛、吐き気は少ないようです。

<アフターピルの慎重投与>

・心疾患、腎疾患やその既往歴のある患者さんには慎重投与です。

・肝機能が低下している患者さんには、肝臓への負担になることがあります。

・授乳中は授乳しないことが望ましい。本剤の投与後24時間は授乳を避けること。

<アフターピル投与の禁忌>

・アフターピルの成分に対して過敏症の既往歴のある女性

・重篤な肝障害のある患者

・妊婦には投与しない。妊娠初期、妊娠中期に投与した場合は女性胎児の外性器に異常が生じることがある。

[注] 「ノルレボ錠1.5mg、添付文書」をご参照ください。(製造 あすか製薬株式会社、販売元 武田薬品工業株式会社)

アフターピルに関するよくある質問

避妊に失敗した時期が、排卵する前かそれとも後か、あるいは、アフターピルを服用した時期が、排卵した前か後か、によって、アフターピルによる妊娠阻止率や非妊娠率は影響されます。また、アフターピルを飲んだ後は、服用によってホルモンバランスが一時的に乱れるため生理の時期が予定日から早まったり遅れたり、生理不順が生じることもあります。

避妊ができたかどのように確認するのですか?

・アフターピル服用の有効性の判定は、服用後1週間~3週間に生理様消退出血があったか、または服用後2週間以上経過して市販の尿妊娠検査薬が陰性であること、で判断されます。

・消退出血はない時もありますし着床出血と混同することもあり多少不確定ですが、尿妊娠検査薬はより正確な判定方法になります。

・アフターピル服用後、3週間以内に生理がくることが避妊成功の一つの目安となります。アフターピルを服用した後の生理は血液量や周期がいつもと違うことが多いため、判断に迷う時は、2週間以降に妊娠検査薬を再度使用するか、または医療機関で確認することをおすすめします。

・基礎体温をつけてみることも避妊と妊娠の確認に有効です。

・3週間過ぎても月経が来ない場合でも、排卵障害、卵巣のう腫、生理不順などの合併のため生理がおくれていることも多くあります。

・ご心配な方は、病医院で尿検査、超音波検査、血液検査、と問診で総合的に判断してもらうと、安心できます。

アフターピル服用後、生理はいつから始まるのですか?

・通常、アフターピルを服用後3週間以内には生理が始まることが多いです。3週間を超えても、生理がこない場合には避妊に失敗した可能性と、月経不順も考えられますので、妊娠検査薬を再使用するか医療機関の検査と診察で妊娠検査を受けることをおすすめします。

ほかにどのようなピルがあるのですか?

・狭義には、「ピル」とは「経口避妊薬剤」のことになります。この場合、ピルには毎日服用する「低用量経口避妊薬」と「緊急避妊薬アフターピル」になります。

・広義には、「ピル」は「低用量女性ホルモン剤」として使用されることがあり、自費診療の「経口避妊薬」の他に、過多月経、月経困難症、月経前症候群、等の保険適用の「低用量エストロゲン/プロゲスチン配合薬」を含むことがあります。

[注] ピルとはをご参照ください。

アフターピルの注意点、避妊と中絶

アフターピルの注意点

・アフターピルは、避妊措置に失敗した場合に緊急避難的に用いて避妊をする薬剤であって、コンドーム、経口避妊薬ピル、子宮内避妊器具(ミレーナ)等の計画的に避妊を回避するものではないことを十分に留意しておくことが必要です。

・その上で、通常の避妊に失敗した場合には、性行為後にすみやかに服用することによって、妊娠率を下げることができる薬剤であることも知っておくことです。

・そのメリットとデメリットを十分理解して有効活用することがとても大切なことです。

・当院では、女性が主体的に避妊できる方法として低用量ピルの服用、子宮内器具(ミレーナ)や、アフターピル、などをおすすめしております。ご希望の患者様は、お気軽にご相談ください。

避妊と中絶

・経口避妊薬ピル、アフターピル、そのほかの避妊装置を使用しても、避妊に失敗して「望まない妊娠」に至ることがあります。

・また、妊娠を希望しても、流産、異所性妊娠、胞状奇胎などの「異常妊娠」に至ることもあります。

・「望まない妊娠」や「異常妊娠」となった場合には、中絶手術が必要になることがあります。「中絶手術」や「流産手術」に対しても正確な知識を持ち、「病院選び」、「中絶手術の方法」、「中絶手術の流れ」の正しい理解を持っておくことが必要です。

・「望まない妊娠」や「異常妊娠」に気づいた時は、ご家族、パートナーと十分に話し合いをもたれて、できるだけ早く、母体保護法指定医のいる産婦人科の病医院で、妊娠週数と妊娠状態を確認することが大切です。

[注] ピルとはをご参照ください。
[注] ピルと避妊をご参照ください。
[注] 中絶と流産の基礎知識をご覧ください。
[注] 避妊に失敗した場合は病院選びを慎重に行いましょう。
[注] 中絶手術の流れをご参照ください。
[注] 中絶手術の方法をご参照ください。

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