中絶の前処置とは?「痛い」という噂は本当?前処置なしでも大丈夫?|中絶手術

お問い合わせはお電話で

完全予約制TEL.03-3408-5526
                           

【月・火・金・土・日・祝】10:00~13:00
【水・木】休診日

中絶の前処置とは?「痛い」という噂は本当?前処置なしでも大丈夫?

様々なご事情から、人工妊娠中絶手術をお考えの患者さまは、人工妊娠中絶手術の前に行う前処置(術前処置)について、痛みがある処置なのか、処置がなくても手術ができるのかどうか、などご不安に思われているかもしれません。当院では、なるべく痛みを感じることがないよう、痛みの少ない術前処置なしの吸引法で手術を行っております。お体の負担がなるべく少なくてすむ方法で、安全性の高い手術を目指しております。

中絶手術の前処置(術前処置)とは

人工妊娠中手絶術を行う前に、子宮頚管を広げる拡張作用と柔らかくする熟化作用の処置を行うことがあります。子宮頸管内にラミナリア(他にダイラパン・ラミセルなどの種類があります)等の棒状の子宮頸管拡張材・子宮頚管熟化材を挿入します。
当院では妊娠12週以下の初期中絶では前処置は必要ありませんので痛みはないです。
妊娠13週の中期中絶は前処置が必要な場合と必要ない場合があります。
妊娠14週からの中期中絶は前処置を行うことになります。

前処置(術前処置)とは

前処置(術前処置)とは、人工妊娠中絶手術の前に、子宮頸管を広げたり柔らかくしたりすることで、事前に手術を行いやすくするための処置のことです。
前処置には子宮頚管拡張作用と子宮頚管熟化作用の2つの作用があります。
分娩の既往歴がない場合には子宮口はかたく狭くなっているので、妊娠週数や手術方法によってこの処置が必要になる場合があります。
妊娠週数が14週以上と進んでいる場合には胎児が大きいため、手術の前日にラミナリアやダイラパンなどの棒状の子宮頸管拡張材・子宮頚管熟化材を子宮頚管に挿入する必要があります。どちらも子宮頚管内でスポンジのように水分を含むとゆっくりと大きくなっていき、子宮の入り口を押し広げながら柔らかくしてくれる医療材料です。
前処置をするかどうかは、妊娠週数と手術方法や医師の考え方によって異なります。

当院では、妊娠12週以下の場合は、基本的に前処置を行なわずに吸引法にて手術を行なっております。
妊娠13週の場合には、経産婦の時は前処置を行わずに吸引法でおこない、未産婦の時は前処置を行って、吸引法か又は分娩法となります。
妊娠14週以降の場合には前処置を行い、子宮収縮剤を使用して人工的に陣痛を起こす出産形式となります。

前処置を受ける際の注意点

前処置の子宮頸管拡張材の挿入の際に生理痛の様な痛みが生じる場合があります。挿入時の痛みや、挿入後一時的に気分が悪くなる方がいらっしゃいますが、ベッドにて安静して頂ければ痛みがやわらいできます。
人工妊娠中絶手術をなるべくお体に負担がなく痛みが少なくできるように、妊娠初期における手術には前処置がなく、手術時間と麻酔時間が短くてすむ吸引法という方法で行っております。

「術前処置なし」の「日帰り手術」は当院の中絶手術の特徴をご参照ください。

中絶手術の前処置をしないメリットとリスク

人工妊娠中絶手術の前処置をしないメリットとして、手術の前日に来院していただき、子宮頸管拡張の処置をする必要がありません。当院での場合、遠方にお住いの方や、すでに妊娠を確認された方など手術日当日の受診で日帰り短時間での手術が可能です。

前処置をしないメリット

・痛みのある前処置を行わない。
前処置をしないことにより、母体への負担を少しでも和らげることができます。
子宮の入り口を広げるために行う術前処置(子宮頸管拡張)には痛みを伴う場合があります。

・通院回数が少ない(前処置をするために来院する必要がないため)
前処置をする場合は中絶手術の前日に通院が必要ですが、前処置をしない場合は、初診来院日の日帰りの手術で済みます。
当院では、初診来院日に来院から帰宅までおよそ3時間で日帰り手術を受けることもできます。

前処置をしないリスク

・手術がやりにくいことがある

・特に掻把法(そうはほう)で人工妊娠中絶手術を行う場合は掻把のための鉗子が大きいため、前処置で子宮頚管を広げておかないと手術がやりにくく手術時間が長くなります。
掻把法とは、鉗子(かんし)という器具を使用して、子宮内から胎児と胎盤を掻き出す方法です。

・当院では吸引法を採用しているため、妊娠初期の場合においては痛みのある術前処置は行いません。吸引法とは、WHO(世界保健機関)が安全性を認めて推奨している方法で、吸引チューブを使用して子宮内の胎児や胎盤を吸引する方法です。
手術時間と麻酔時間が短く、身体への負担が少ないと言われております。出血も少なく翌日からお仕事も可能です。
また、吸引法で使用するチューブは全て滅菌済みで、1回ごとに交換しておりますので清潔です。

吸引法・掻把法は中絶手術の方法をご参照ください

前処置がない場合の中絶手術の流れ

前処置がない場合の人工妊娠中絶手術の場合、当院では1回コース(1日で全てを終了するコース)か2回コース(初診日と中絶手術日の2回で行うコース)のどちらかでご受診いただけます。

診察

問診票の記入、医師との問診、超音波検査、性病検査、血液検査などを行い妊娠週数や母体の状態について確認し、手術日の決定をします。
手術の同意書を提出していただき、術前の準備や合併症の確認、お食事について、手術費用などの説明をします。

手術前と麻酔法

お部屋で術衣へ着替えた後、手術室へ移動します。術前処置は行いませんので痛みはありません。全身麻酔の中で最も軽い静脈注射で3種類の麻酔薬が投与され、同時に鎮痛やリラックス効果の期待できる笑気麻酔を併用する麻酔方法を採用しております。

中絶手術

麻酔をかけた後に頚管拡張器ヘガールで少しずつ子宮口を開いていき、妊娠12週以下では吸引法という方法で手術を行います。手術時間は約3分で眠っている間に終了いたします。目が覚めると手術はすべて終わっています。
当院での吸引法には手動吸引(MVA)と電動吸引(EVA)の両方に対応できます。
当院での手術方法は超音波でモニターしながらの吸引法ですので麻酔と手術の時間が短く、患者さまの負担が少なくてすみます。

休息

手術終了後は回復室のお部屋のベッドに戻って休息します。院内でお休みいただいた後、術後の様子を医師が判断し、飲み物や軽食をご用意します。退院前の検診を行い、術後の注意点についてご説明をします。次回の検診の予約を入れてからまっすぐご自宅へ帰り、無理をせず十分な睡眠をとって安静にお過ごしいただきます。
来院してから帰宅するまで約3時間ほどです。翌日からお仕事は可能です。

詳しくは日帰り中絶手術の流れをご覧ください。

前処置なしで手術可能な期間

人工妊娠中絶手術の前処置は、当院の場合は、妊娠12週以下では術前処置なしで中絶手術は可能です。
妊娠13週の場合は、未産婦の時は前処置を行いますが、経産婦の場合は前処置の必要はありません。
14週以降では分娩様式になるため術前処置が必要となります。
前処置の必要性は妊娠週数と手術方法によって変わります。
人工妊娠中絶手術は妊娠21週6日まで可能で、これは母体保護法という法律によって定められています。妊娠22週目以降は法律上人工妊娠中絶手術を受けることはできません。
ご自身の妊娠週数と妊娠の状態を早めに正しく知ることがとても大切です。
当院では、産婦人科専門医・母体保護法指定医である院長が、痛みが少なく、お体になるべく負担がないように安全性に配慮した手術を行っております。また、手術後についてもご心配が残らないように検診と丁寧なご説明をしております。今回の中絶手術が次回の妊娠に影響することはありません。今後は希望していない妊娠をしないように、避妊のご相談にも対応できます。

妊娠週数の正しい計算は妊娠週数の計算方法をご参照ください。

ご予約・ご相談はお電話で

日帰りでの中絶手術も可能

tel.03-3408-5526

監修 竪山 均Hitoshi Tateyama

資格医

  • 麻酔科標榜医
  • 母体保護法指定医

メッセージ

当院は完全予約制です。
問診や各種相談は、個室で行っているため、ほかの患者さんに診療内容を知られることもありません。
来院後、ほとんどお待ちいただくことなく診療、検査を受けられます。
ささいなことも、どうぞご遠慮なくご相談ください。
このホームページが、あなたの不安な気持ちを少しでもやわらげるための一助となることを願ってやみません。

pagetop