中絶後に生理がこない原因と生理不順を解消するための対処法|中絶手術

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中絶後に生理がこない原因と生理不順を解消するための対処法

人工妊娠中絶手術を行なった後には、出血・発熱・腹痛などが生じますが、いずれも注意点と対処方法があります。発熱や下腹部の痛みは、解熱鎮痛剤の内服薬処方で症状を和らげ改善することができます。
術後の不正出血や生理不順についてその原因と対処法を考えてみましょう。術後に生理がこない方もおられます。通常の生理の再開時期にも個人差があります。
妊娠中絶をしても次回も妊娠することはできます。
当院では手術後も安心してお過ごしいただけるように、お一人お一人に丁寧にフォローさせていただいております。心配な症状がありましたら、ご来院してご相談ください。

中絶後の生理について

・妊娠中絶の術後には出血がありますが、その出血量、出血期間、出血回数は個人差が大きいです。たくさん出血する人と少量しか出血しない人、出血の期間も、数日の場合、2~3カ月続く場合、と様々なケースがあります。出血回数も1~2回で終わる人や長期間にわたる人など、いろいろありますが、いずれも正常で問題ありません。

・また、出血がほとんどない方もいらっしゃいますが、この場合も異常ではなく正常で大丈夫です。

・出血の原因には大きく分けて2つあります。1つは手術操作による毛細血管からの出血です。ほとんどは自然に止血するのですが、子宮の収縮が不良の場合はやや長引くことがあります。2つ目は術後の女性ホルモンの減少による消退出血です。これは一種の生理様の出血です。これらの出血が子宮内にたまると、レバー状になることがあります。子宮筋腫や子宮内膜症など合併のある場合には出血量が多くなるケースがあります。

・当院では、妊娠12週未満の妊娠初期には痛みのある術前処置は行わずに、手術方法は掻把法ではなく、手術中の出血量の少ない吸引法にて人工妊娠中絶手術を行なっております。

・当院では様々な症例の実績があります。手術中は静脈麻酔と笑気麻酔の併用で眠ったままですので、ほとんど痛みはなく短時間でお体に負担の少ない手術を行っております。

・当院は初期中絶のほかに中期中絶にも対応しており、料金はわかりやすい費用体系になっています。

・当院では手術の1週間前後で次回のご予約をとり、術後の検診で来院していただいています。術後の経過を、超音波検査・内診・血液検査等で確認いたします。術後の出血や、生理についてもご心配やご質問がある場合には医師までご相談ください。

中絶後の出血・生理は中絶後の出血について、中絶後の生理についてをご覧ください。
手術の麻酔は中絶手術の麻酔をご参照ください。

中絶後に生理がこない場合に考えられる原因

・人工妊娠中絶手術後の通常の生理の再開時期には個人差があります。術後2ヶ月前後で、月経が再開する方が多いです。術後3ヶ月ほど様子を見ても生理がこない場合には、ホルモンバランスの崩れによる月経不順の可能性も考えられます。不安で気になる場合には受診してご相談ください。その際に手術後の基礎体温を記録して、基礎体温表を診察時にご持参いただくとより正確に判断することができます。

・普段より、生理周期が安定している方は、術後の1~2ヶ月後には通常の月経にもどることが多いです。再開した生理は、しばらくの間は出血量が普段より多い方や少ない方もいらっしゃいますが、術後4カ月後には、妊娠前の状態に戻っていることが多いです。

・また術後1~3カ月は、妊娠に伴い高温相が続き、ヒト絨毛性ゴナドトロピンホルモン(hCG)が出るため、尿妊娠検査は陽性になります。これも正常であることがほとんどです。

・中絶手術後に2~3ヵ月たっても生理様の出血がない場合の原因としては「ホルモンバランスの乱れ」と「新たな妊娠」が考えられます。

ホルモンバランスの乱れ

・妊娠して中絶した後は、妊娠を維持していた卵巣から出る女性ホルモンが減少し、同時に脳からの下垂体ホルモンが上昇していきます。これらのホルモンのバランスが崩れると子宮内膜にも影響して生理が遅れることがあります。手術によるストレス等によるホルモンバランスの変化と子宮内膜が月経に関係しています。

・中絶後1~2ヶ月は、尿妊娠検査は陽性になります。妊娠が続いているのではなく「術後に残存するhCGホルモン」の影響です。そのため「吐き気」などの「つわり症状」が残ることもあります。

・女性ホルモン、下垂体ホルモン、hCGホルモンの影響で術後に生理周期に乱れが生じて、生理がこないことがあります。しかし、これらのホルモンバランスの乱れがゆっくりと時間をかけて回復すると、生理がもとに戻ってきます。

新たな妊娠

・中絶手術後の性交渉は、手術後経過が順調な場合は1~2週間後から可能ですが、術後から1~2カ月経過すると生理の有無に関わらず排卵する場合がありますので妊娠する可能性が出てきます。きちんと避妊できるように努力をしましょう。

・尿検査の陽性が「術後の残存するhCGホルモン」によるものか、「新たな妊娠」によるものかは血液検査でも判定することができます。ご心配・不安なかたはご連絡ください。

・女性が自分で避妊をコントロールすることができる、有効なピルや子宮内避妊器具IUD(ミレーナ)などの避妊法についても、当院で対応できます。ご希望の場合にはご相談ください。

高温相とホルモンの詳細は中絶手術後におこる症状をご参照ください。

中絶後の生理不順を解消するために意識したいこと

人工妊娠中絶手術は、女性にとって心身の負担があります。術後のお体は、ゆっくりと時間をかけながら妊娠する前の状態に戻っていきますので、心配ありません。
ホルモンバランスやストレスが生理に影響しますので、生活習慣などの乱れがある場合にはそれらを正常に戻していくことが大切です。
不正出血が起こり、それが生理かどうか判断できないケースもありますので、普段から基礎体温を計測し基礎体温表をつけることはおすすめです。より正確な診断をすることができます。
術後の生理不順を解消するためには「ホルモンバランスの調整」と「避妊」を心がけましょう。

ホルモンバランスを整える

ホルモンバランスの乱れには生活習慣も大きく関わってきます。生活習慣の乱れがあれば、それを取り除いていきます。栄養バランスの取れた食事を取り、適度に運動をして体を動かし、十分に休養をとるように、心がけましょう。無理のない範囲でバランスよく取り入れるのがおすすめです。
月経不順のある方は妊娠の発見が遅れることがありますので、普段からホルモンバランスを改善に注意しましょう。

避妊する

普段から生理不順の方は、人工妊娠中絶手術後の通常の生理の再開が遅れることがあります。しかし、中絶の手術日の数週間後から妊娠する可能性があります。
望まない妊娠を避けるために、男性に協力してもらいセックスの際は必ず避妊対策をする事が大切です。また、当院では女性が主体的に避妊出来る、低用量ピルの服用や子宮内避妊リングなどの相談にも対応できます。

中絶後の生理再開の個人差とホルモンの影響

人工妊娠中絶手術後には、お体の状態が不安定になります。そのためホルモンバランスが乱れた状態になり月経周期が不順になりますが、ゆっくり時間をかけながら元の状態に戻っていきます。生理も数回繰り返すと通常の生理に戻っていきます。そのため術後は安静を心がけて、お身体が元の状態に戻るまでは無理せず心身ともにリラックスして過ごすことが大切なことです。
術後の生理の再開時期や、再開した生理の様子は個人差があり人によって様々です。
当院では、手術日当日には術後の過ごし方や注意点などをご説明しております。
術後の検診でも子宮と卵巣の状態を丁寧に確認し、出血や腹痛などの痛みの症状や、次回の生理や妊娠・出産などの不安についてご説明しております。
ご心配やご不安がある時には、一人で悩まずに当クリニックまで連絡し予約してご受診ください。

もっと知りたい人は中絶手術を受けた後の注意点をご参照ください。

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監修 竪山 均Hitoshi Tateyama

資格医

  • 麻酔科標榜医
  • 母体保護法指定医

メッセージ

当院は完全予約制です。
問診や各種相談は、個室で行っているため、ほかの患者さんに診療内容を知られることもありません。
来院後、ほとんどお待ちいただくことなく診療、検査を受けられます。
ささいなことも、どうぞご遠慮なくご相談ください。
このホームページが、あなたの不安な気持ちを少しでもやわらげるための一助となることを願ってやみません。

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