妊娠7週・8週の中絶手術の流れと費用|日帰り手術にも対応|中絶手術

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妊娠7週・8週の中絶手術の流れと費用|日帰り手術にも対応

人工中絶手術を選択することになった時、早めに産婦人科の病院を受診することで、患者さまの身体に負担がより少なくてすむ時期に手術をすることが可能になります。当院の人工妊娠中絶手術は、患者さまの不安や心配の解消に努めて、痛みが少なく術前から術後まで、安心してお過ごしいただけるようにサポートさせていただいています。
妊娠7週・妊娠8週での、「母体の特徴」、「中絶手術について」、「中絶手術の流れと費用」、等について説明いたします。

妊娠7週・8週の母体の特徴

妊娠7週~8週の母体は、個人差はありますが、妊娠5週~6週に続いて、いろいろな変化が生じます。無月経・微熱の継続、つわり(妊娠悪阻)による吐き気、喉の渇き、腹痛・腰痛・頭痛の持続、情緒不安、味覚・嗅覚の変化、少量の不正出血、頻尿、貧血等が見られます。食事には気を付けて、ビタミン・鉄分をとるようにしましょう。母体の外見上は妊娠する前と大きな変化はまだ見られません。

妊娠7週~8週では、母体の子宮内では大きな変化が見られます。

・妊娠4週では、子宮内膜が厚くなってきますが、胎嚢(GS)はまだ見えないことが多く、見えても数ミリ程度の大きさです。

・妊娠5週になると受精卵が着床して、胎嚢が確認できることが多いです。妊娠5週の後半では胎嚢のなかに、卵黄嚢(リング)が形成されます。

・妊娠6週になると、胎嚢の中の卵黄嚢の一部に胎芽が形成されます。胎芽は3ミリ~8ミリくらいにまで生長して、心拍が確認されることも多いです。

・妊娠4週~6週では、超音波検査で子宮内妊娠を確認できていても、あまり早い時期の手術ですと内容物の残存が肉眼では確認しづらいため、取り残しや絨毛遺残には十分な注意が必要です。

・妊娠7週になると、胎芽は卵黄嚢から分離して、胎芽の頭殿長(CRL)は9ミリ~14ミリ位までに大きくなり心拍が明瞭になってきます。

・妊娠8週になると、胎芽の頭殿長は16ミリ~20ミリ位まで大きくなります。

・一般的には中絶手術において、妊娠7週~8週になると、絨毛遺残のない大丈夫な週数となります。妊娠9週、妊娠10週も、ほぼ同様に生長していきます。

・妊娠初期では、多胎妊娠や膜性診断を確認しておくことも大切です。

・図-1と図-2に、双胎妊娠と妊娠7週のエコー検査の写真を紹介します。

  • (図1)

    妊娠初期の双胎妊娠と膜性診断

  • (図2)

    妊娠7週,胎嚢,卵黄嚢(リング),胎芽の頭殿長

[注]妊娠5週・6週の中絶手術をご参照ください。
[注]詳しくは妊娠週数の計算方法と人工妊娠中絶手術を受けられる期間をご覧ください。

妊娠7週・8週の中絶手術について知っておきたいこと

「初期中絶手術」とは、妊娠初期(妊娠4週目~妊娠11週6日)に行う中絶手術です。
「中期中絶手術」とは、妊娠12週から妊娠21週6日(妊娠22週未満)までに行う中絶術のことです。

「初期中絶」は役所に書類を提出する必要はありません

妊娠7週・8週の中絶は「初期中絶手術」となり、「中期中絶手術」のように「死産届」や「死産証書」の書類を役所に提出して「埋葬許可証」を発行してもらう必要性はありません。当院では、胎芽・胎児ともに永代供養をさせて頂いています。

妊娠7週・8週の中絶手術は副作用やリスクが少ない

・妊娠4週~妊娠5週では、受精卵が子宮内膜に着床して胎嚢が形成される時期です。排卵が遅れると胎嚢の形成も遅れて、子宮内に胎嚢が確認できないこともあります。

・尿検査で妊娠検査が陽性反応であっても、超音波検査で胎嚢が見えないときがあります。その時は子宮外妊娠(異所性妊娠)または流産の可能性を除外して、正常な子宮内妊娠であることを確認する必要があります。その場合は、数日~1週間後に再来院をお願いすることがあります。

・妊娠5週~妊娠6週になると、胎嚢と胎芽が確認できるようになりますが、経腹超音波では確認が難しいこともあります。

・妊娠7週~妊娠8週になると、妊娠4週~6週までに比べて、胎児(胎芽)の形や心拍もはっきりするため、中絶手術の副作用やリスクが少ない期間だといえます。

初期妊娠では「手術前処置」は不要

当院では初期手術には手術の前日に行う子宮口を拡張する前処置は必要ありません。そのため、前日にご来院していただく必要はありません。遠方からの初診同日手術が可能となります。

痛みはほとんどなし

麻酔方法は静脈麻酔で、手術方法は吸引法を行うため、手術時の痛みはほとんどありません。

超音波ガイド下の安心と安全に配慮した手術です

中絶手術のリスクとして、子宮穿孔、子宮内膜炎、腹膜炎、筋腫合併妊娠、重複子宮などがありますが、エコーガイドのため、そのような合併症には十分に対処できます。

[注]詳しくは子宮外妊娠(異所性妊娠)の原因と症状をご覧ください
[注]詳しくは中絶手術にベストな時期はある?をご覧ください

妊娠7週・8週の中絶手術の流れと費用

中絶手術の流れ

(電話予約)

・お電話(03-3408-5526)で予約を入れて下さい。最終月経開始日、妊娠週数、病室の空き状況、合併症、事前の準備、手術前日の食事、注意点、同意書、手術費用、等の説明があります。初診の来院日に同日の手術を希望する方は電話予約が必須です。

・妊娠7週~妊娠8週は手術の負担の少ない妊娠週数となります。妊娠週数が12週前後と思われる方は、中期中絶になる可能性がありますので、予約のお電話で連絡してお申し出ください。

・休診日や時間外にウェブで24時間受付の予約をした場合は、そのWeb予約だけでは受付は完了しておりません。事前に注意事項や術前準備、同意書、手術料金等の説明などをさせていただきますので、受付までお電話をお願い致します。

(同意書)

・母体保護法という法律で「本人及び配偶者の同意を得て、妊娠中絶手術を行うことができる」とあり、既婚者の場合は配偶者の同意書が法律上必須になります。

・未婚者の場合は、配偶者でないため、ご本人様の同意のみで済む場合があります。

・未成年者も同様に、保護者の同意書が必要です。未成年者が独立して生計を営んでいる場合等はご本人の同意のみでよい場合もあります。詳細はお電話でお尋ねください。

(問診・診察・検査)

・予約した当日の指定時間にご来院ください。

・病歴、薬歴、最終月経開始日、高血圧、アレルギー体質、合併症等の問診を行います。

・妊娠4週目くらいでは、尿の妊娠検査で陽性だが超音波検査では子宮内に胎嚢が見えないことがあります。その時は、子宮外妊娠(異所性妊娠)や流産を除外する必要性があります。

・超音波検査(エコー検査)と内診で、妊娠週数、多胎妊娠、流産、前回帝王切開瘢痕、子宮筋腫、前置胎盤等の異常妊娠の有無を精査します。

・血液検査でRh式血液型不適合妊娠、貧血、B型肝炎、Ⅽ型肝炎、HIV、クラミジア感染症、等を調べます。

・手術可能で中絶手術を行うことに問題ないことが確認できましたら、手術法、麻酔法、手術合併症、注意点、術後の経過フォロー等を患者様に、丁寧にご説明してご理解を得た後に、「中絶手術説明書」にサインをいただいております。

(手術)

・「初期中絶」で同日手術希望の方は、そのまま手術の準備に入ります。子宮口と子宮頸管を拡張する手術前処置の必要性はないので行いません。

・術衣に着かえていただき手術室にご案内いたします。各種モニターを設置した後、10分ほどで手術開始されます。麻酔薬と鎮痛剤を点滴より投与して静脈麻酔を行い、適宜に笑気麻酔を加え、眠っている間に手術は終了いたします。

・手術の麻酔は局所麻酔ではなく静脈麻酔となります。

・手術は清潔に消毒滅菌された手術室で、母体保護法指定医師である院長と数名の看護師の連携によって実施しております。

・手術方法は「吸引法」を行っています。「吸引法」はWHO(世界保健機関)が推奨する、出血量が少なく子宮内膜にやさしい子宮内容除去術です。

・吸引法は吸引管または吸引カニューレを子宮内に挿入して、経腹的超音波(エコー)ガイド下に吸引器で吸引します。手術中の痛みはほとんどありません。麻酔時間の約5分間、眠っている間に、手術時間は3分間程度で手術は終了します。目が覚めたときには手術は終了しています。

・当院の吸引法は電動真空吸引法(EVA)と手動真空吸引法(MVA)のどちらにも対応しています。手術の症例と患者さんの希望を考慮して手術法を選択しております。

・手術後は、院内の回復室でゆっくりと安静にして休んでいただきます。麻酔が覚醒して医師の判断で問題がなければ、軽食とお飲み物をご用意しています。

・術後に起こりうる症状には発熱・子宮の収縮による腹痛・出血などがありますが、いずれも個人差が大きいです。

・無理せず安静にしてお過ごしいただければ、個人差はありますが、一般的にはほとんどの方が翌日より仕事に復帰されています。

・吸引法は掻爬法に比べて麻酔時間と手術時間が短いので、手術後の回復が早い方法です。午前中にクリニックに来院してから午後に帰宅するまで約3時間で、帰宅後は無理をせず身体的にも精神的にも安静にしてすごしてください。

・付き添いの方もいりませんし、入院の必要性もありません。

・「中期中絶」の場合は、妊娠12週や妊娠13週、と妊娠14週以降では方法が異なります。妊娠14週以降は、前日に子宮口と子宮頸管を拡張し当日に子宮収縮の陣痛初来による分娩様式になります。「中期中絶手術の方法」をご覧ください。

(手術後検診)

・術後1週間前後に術後検診にご来院ください。料金は手術料金に含まれています。手術後の子宮や卵巣の状態を精査し、次回の生理、腹痛、出血、微熱の症状の発生の理由と対処について、当院のホームページで提示した情報をもとにご説明いたします。・術後の1週間前後の検診前でも、心配な症状が続く場合にはご連絡をお願いしております。

[注] 詳しくは中絶手術の流れをご覧ください。
[注]詳しくは同意書の必要性をご覧ください。
[注]手術の方法をご覧ください。

中絶手術の費用

(当院の中絶費用の特徴)

・当院の中絶手術費用に関しては、金額を明示して別途の追加費用がないこと。

・「初期中絶」には2つのコースがあること。
1日コースは、遠方にお住まいの方、最短の日時をご希望の方、休みを取りにくい方、に配慮して同日一日で終了いたします。
2日コースは、患者さんの予定に合わせて、2日で行います。

・初期中絶、中期中絶ともに、全例に永代供養をさせて頂いています。永代供養には料金はかかりません。

(中絶費用)

実際の費用は以下をご覧ください。

[注]中絶手術と費用
[注]中絶費用は分割払いできる?

「術前術後の丁寧なサポートと日帰り手術」

・妊娠検査が陽性になりましたら、出産するかしないかにかかわらず、産婦人科の病医院で妊娠状態と妊娠週数を確認することが大切です。男性パートナーやご両親と十分に話し合って、今回は妊娠の継続が難しいと決断したら、母体保護法指定医師を標榜している産婦人科の医療機関での診察をお勧めします。

・早めの妊娠確認が、身体に負担の少ない手術につながります。

・通常の中絶手術であれば、将来、妊娠・出産をすることができます。

・「望まない妊娠をしない」ように、今後は、女性が主体的に行える避妊方法をおすすめしています。ピル(OC)の内服または子宮内器具ミレーナの装着による避妊をご提案しています。ピルの処方やミレーナの挿入をご希望の方はお問い合わせください。ピルの服用は、生理痛や月経前症候群の改善にも有効です。

・手術後1週間前後で受けていただく検診は最初の一括料金に含まれています。検診では、術後の生理やホルモンの変化などをご説明します。術後2週間を超える頃より卵巣から排卵する可能性があります。

・当院ではホームページで様々な情報を発信しています。手術前の情報や手術後の情報をご覧いただけます。

[注]詳しくは人工妊娠中絶手術の種類と方法【妊娠週数別】をご覧ください。
[注]詳細は中絶手術後に不妊症になることはないをご持参ください。

ご予約・ご相談はお電話で

日帰りでの中絶手術も可能

tel.03-3408-5526

監修 竪山 均Hitoshi Tateyama

資格医

  • 麻酔科標榜医
  • 母体保護法指定医

メッセージ

当院は完全予約制です。
問診や各種相談は、個室で行っているため、ほかの患者さんに診療内容を知られることもありません。
来院後、ほとんどお待ちいただくことなく診療、検査を受けられます。
ささいなことも、どうぞご遠慮なくご相談ください。
このホームページが、あなたの不安な気持ちを少しでもやわらげるための一助となることを願ってやみません。

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