▣ 産科
妊娠の診断、妊娠週数の確認、初期の妊婦健診。
当院では出産は取り扱っていませんので、初期の妊婦健診以後は出産予定の病院または妊婦健診を行っている病院に紹介し転院します。
▣ 婦人科
生理痛、膣炎、子宮がん検診、卵巣のう腫、筋腫・内膜症、等。
CT・MRI・マンモグラフィー・乳腺エコーは専門の病院に紹介して実施しています。
▣ 中絶手術
手術の方法、麻酔の方法、来院日の手術、妊娠12週以降の場合、手術の料金などは以下の[中絶手術について]をクリックしてご覧ください。
[注] 中絶の基礎知識と費用
▣ ピルと避妊
-
低用量ピル、子宮内器具、アフターピル。
- Ⅱ.子宮内器具(IUD)
・子宮内に挿入することで約4~5年の高い避妊効果を発揮します。
・黄体ホルモンが付加されて避妊効果が高く月経量が減少します。
・子宮内黄体ホルモン放出システムのミレーナを使用します。
・料金は自費で5万円です。
・ミレーナの副作用として、骨盤内炎症性疾患、子宮外妊娠、子宮穿孔、卵巣嚢胞破裂、等があります。
- ・ミレーナの詳しい副作用や注意事項は下のミレーナ取扱説明書をご覧ください。
- [注] ミレーナ取扱説明書
- Ⅲ.緊急避妊(アフターピル)
・性交後72時間以内に服用すれば、高い効果があり、妊娠率を下げることができます。
・ノルレボ錠1.5mgの内服になります。
・料金は初診料を含めて1万円。
・副作用は下の[注] ノルレボ錠1.5mg添付文書を参照ください。
[注] アフターピル
[注] ノルレボ錠1.5mg添付文書
- Ⅱ.子宮内器具(IUD)
- ▣ 不妊治療
タイミング法、人工授精、体外受精・胚移植。(注:現在はタイミング法と人工授精のみ)
普通の性生活をいとなんで、2年たっても妊娠しない時は不妊症となります。
1年たっても妊娠しない時は治療の対象となります。
妊娠するための3つの要素・・・・・1.排卵 2.卵管 3.精子女性は排卵と卵管の疎通性の確認が重要です。男性は精子の数と運動性が問題になります。
- Ⅰ.検査
-
女性
① 排卵の確認(基礎体温、ホルモン検査、超音波断層法、等)
② 卵管の疎通性(子宮卵管造影法、通水法)
③ 抗精子抗体、フーナーテスト
④卵巣年齢(AMH)の検査男性
① 精液検査(正常値との比較ができます。)
- Ⅱ.治療
-
- 子宮卵管造影法、通水法・・・検査と同時に治療効果があります。
この検査の後は自然妊娠しやすくなります。 - タイミング法・・・・排卵・卵管・精子;抗精子抗体に特に問題のない方は排卵日の特定をおこない自然妊娠を待機します。
- 人工授精・・・・乏精子症、フーナーテスト陰性、タイミング法で妊娠しない方。
方法・・・排卵日前後に精子を洗浄・濃縮して子宮内に戻します。 - 体外受精・肺移植(IVF-ET)…卵管に問題のある時、抗精子抗体陽性、原因不明の不妊の場合に行います。
- 顕微授精・・・・・精子無力症、高度の乏精子症、IVFで妊娠に至らない人
- 子宮卵管造影法、通水法・・・検査と同時に治療効果があります。
(現在は2と3のみで、4と5は紹介となります。)
(現在は実施していません。
以前の方法と一般論を記述しています。)
- 体外受精・胚移植の適応
-
- 卵管性の不妊・・・・子宮卵管造影法・腹腔鏡等で卵管性の不妊が確認された時
- 精子が乏精子症又は精子無力症で人工授精でも妊娠に至らない場合
- 精子不動化抗体陽性の場合
- 治療抵抗性の長期の不妊の場合
- 体外受精の方法
-
- 自然排卵を原則とし、卵巣刺激は最小限にします。
- 採卵の時期の決定は、超音波検査・尿検査・ホルモン検査により行います。
- 採卵は全身麻酔下に、経膣超音波ガイド下に行います。
- 媒精は採卵後1~3時間後に行います。
- 受精が確認されましたら、胚移植は採卵の2日後または3日後に行います。
- 体外受精後の黄体管理
-
注射または飲み薬でおこないます。
▣ 性感染症
性行為によって感染する病気のことです。
- 種類:
-
クラミジア、淋菌、カンジダ、トリコモナス、ヘルペス、細菌、HPV、エイズ、梅毒、他
- 検査:
-
血液検査と膣分泌物のいずれか又は両方で行います。
HPVは子宮頚ガンや尖圭コンジローマの原因となるウィルスです。
予防ワクチンを接種することによって、子宮頚がんや尖圭コンジローマにかかりにくくなります。
しかし、HPV予防ワクチンに副作用の問題が生じたため、この問題が解消されるまで当院では、現在接種を見合わせています。
ご了承ください。
[注] 性感染症について
▣ レーザー治療
コンジローマ、バルトリン腺のう腫、子宮腟部びらん。
特徴 |
痛みと出血が少く、迅速な処置が可能です。 |
---|
▣ 更年期障害
更年期障害の診断と治療。
診断 |
症状、ホルモン検査。 |
---|---|
治療 |
対症療法・ホルモン補充療法・漢方療法。 |
▣ ブライダルチェック
・ブライダルチェックとは、結婚前の女性が将来の妊娠や出産を考えて、知っておいた方がいい検査のことでです。しかし、結婚や妊娠にかかわらず、女性の一般的な婦人科健康チェックと考えても結構です。
・検査項目
[超音波検査]子宮と卵巣の検査を行います。子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣のう腫、等を調べます。
[子宮がん検診]子宮頸がんの検査を行います。40歳を超えた方で希望者には子宮体癌検査も実施できます。
[性感染症]抗原検査では、クラミジア、淋菌、細菌性膣、カンジダ、トリコモナス、抗体検査ではHIV、梅毒
[血液検査]肝機能、腎機能、高脂血症、貧血検査
・料金は自費で2万円です。
・検査の副作用は特にありませんが、超音波検査や採血が苦手な方は事前におっしゃってください。
・オプション検査として、子宮体癌、AMH(卵巣予備能検査)、HPV、女性ホルモン(LH,FSH,E,P,proractin),等があります。