人工妊娠中絶手術が受けられるのは、母体保護法指定医のいる医療機関で妊娠週数は妊娠22週未満までと母体保護法によって定められています。
当院での人工妊娠中絶手術は、妊娠11週までの妊娠初期と妊娠12週の中期妊娠には人工中絶手術においては吸引法にて手術を行っております。
病院・クリニック選びのポイントとして、「中絶手術の方法」、「麻酔の方法」、「費用」、「安全性の考慮と利便性」、「医療情報の発信」を取り上げてみました。
ひとりで悩まずご相談ください
03-3408-5526中絶手術を受ける病院選びのポイント1|中絶手術の方法
・人工妊娠中絶手術の手術方法は主に2つあげられ、掻爬(そうは)法と吸引法があります。
・掻把法とは、鉗子(かんし)とキュレットという器具で子宮内の胎児と胎盤を掻き出す方法です。掻把法は、子宮内膜に傷がつくリスクがあり、吸引法と比べると手術時間と麻酔時間が長くなります。
・吸引法とは、WHO(世界保健機関)によって推奨されている手術方法で吸引管を使用して、子宮内の胎児や胎盤を吸い出す方法です。
・当院では妊娠12週以下の患者様の場合には、痛みのある子宮口を拡げる術前処置は行わずに、お体への負担が少ない吸引法にて手術を行っております。術前処置が不要のため、手術前日に処置のために来院していただく必要がありません。また、当院は吸引法のEVA(電動吸引法)、とMVA(手動吸引法)のどちらにも対応しております。
(注)詳細は中絶手術の方法をご参照ください。
中絶手術を受ける病院選びのポイント2|麻酔の方法
・中絶手術の麻酔法には静脈麻酔と局所麻酔があります。局所麻酔は意識を残したい時には有効ですが、局麻中毒の可能性があるため、ほとんどのクリニックでは一般的には静脈麻酔を行っています。
・当院の人工妊娠中絶手術は静脈麻酔と、鎮静・鎮痛作用とリラックス効果のある笑気麻酔を併用して意識と痛みをとった麻酔下で行われます。場合によっては笑気麻酔を省くこともできます。点滴から静脈麻酔薬と鎮痛剤を投与すると、すぐに意識がなくなり眠ります。眠っている間に手術が行われ3分前後で終了します。
・静脈麻酔とは呼吸作用の残る軽い全身麻酔です。目が覚めた時には手術が終わっています。手術時間と麻酔時間が短いため、お体への負担が少なくてすみます。術後の回復も早く、日帰り手術が可能で、来院からご帰宅まで約3時間です。翌日にお仕事をすることも可能です。
・麻酔は、事前の問診で患者様の体質や既往歴などを確認し十分に考慮して行います。麻酔科標榜医でもある院長が看護師等のスタッフとの連携で、全身状態をしっかりと確認しながら安全性を考慮した手術を行います。麻酔中・手術中に、万が一不整脈などがおこった場合でもすぐに適切な対応が出来るように体制を整えております。術後に麻酔の作用で気持ち悪い、ぼんやりするなどの症状が出る場合も、翌日までには症状は消滅している事がほとんどです。
(注)詳しくは中絶手術の麻酔についてをご覧ください。
中絶手術を受ける病院選びのポイント3|費用
・中絶手術の手術費用については、中絶手術の費用体系がわかりやすいかどうかという点も病院選びの大切なポイントになると思います。クリニックによっては、プランが不明瞭で追加料金が発生する場合があります。当院では料金体系がとてもシンプルで、想定外の追加費用が発生するなどのご心配がありません。
・当院は水曜日と木曜日が休診日です。土・日・祝日は診療と手術を行っています。 当院では、妊娠週数、平日と土日・祝日の曜日で手術費用(手術料金)が変わります。手術費用には初診料、検査料、手術料、麻酔料、消費税、術後の検診料等の全てを含みます。
・妊娠12週未満の場合は1回コースと2回コースのいずれかのコースを選択できます。1回コースは前日の来院がないため安くなります。妊娠13週を過ぎると、2日間以上の通院が必要です。
・当院では、術後の検診料は初期の料金に含まれていてリーズナブルです。
・お支払いにはクレジットカードがご利用になれます。また、クレジットカードで分割の返済が可能です。
費用についてご不明な点がありましたら、お電話にて受付までお問い合わせください。
(注)詳細は人工妊娠中絶の費用をご覧ください。
中絶手術を受ける病院選びのポイント4|安全性の考慮と利便性
・医療において安全性の考慮は言うまでもなく最も重要なことです。手術に関しては、術前の相談・説明は十分に行い、術中の操作・施術は超音波検査モニター下に確認を行い、術後のフォローアップにも万全を払って実施することが必要です。
・当院ではそれに加えて、患者さんの利便性・快適性を追求しています。遠方の方にも日帰り手術に対応でき、手術時間・麻酔時間が短くて母体の回復が早く、翌日からの通常の業務も可能です。
・当院では、院内の空間の衛生管理を徹底しております。手術室はもちろんのこと、診察時の椅子や内診台、待合室の椅子やテーブルなども、こまめに消毒・滅菌しております。
・手術時に使用する器具は徹底した滅菌処理を行って清潔にしています。吸引で使用する吸引チューブも全て滅菌済みで1回ごとに交換のため清潔です。
・また、血液検査でB型肝炎、C型肝炎、HIV、クラミジア等の検査を行い、感染症には適切に抗生剤の処方をする事でリスクの予防に対応しています。
・当院の院長は、母体保護法指定医で複数の産科婦人科関連の学会に所属しております。様々な症例の経験があり、女性の悩みを気軽にご相談いただけます。
・当院は完全予約制で、院内でのご案内は番号でお呼びし、相談・診察はプライバシーに配慮した個室で行っています。
・レディスクリニックですので、パートナーの男性は書類の記入が終了すれば、外でお待ちいただいています。喫茶店等の記入された近隣の地図をご用意しておりますので、ご入用の場合は受付にお申し付けください。
(注)当院の近隣の地図はこちらです。
「安心して人工妊娠中絶手術を受けるために」:医療情報の発信
・安心して人工妊娠中絶手術を受けるためには、様々な医療情報の収集が必要です。
ホームページから、病医院・クリニックの場所、診察内容、診療時間、予約制、自費診療か保険診療か、産科婦人科か婦人科か、手術の方法・費用、などさまざまな情報を獲得することが必要です。事前に電話などで問い合わせて確認することも大切です。
・当院でも、いろいろな情報をホームページで発信しています。同意書、未成年、術後の出血・腹痛、低用量ピルの服用、術後の生理不順、帝王切開術後の中絶、2度以上の中絶、妊娠週数の算定法、母体保護法について、など多くの情報を発信しています。初診でご来院する前にも、中絶後の症状の改善にも、いつでもご覧いただけます。
・当院では帝王切開で出産経験のある方や、子宮筋腫・子宮内膜症、糖尿病などの合併症がある方も人工中絶手術をお受けすることが可能ですので、詳細を事前にお伝えください。早めに病医院で超音波検査を受けて、ご自身の妊娠週数と妊娠状態の確認をおすすめします。
・妊娠中絶手術は女性にとって心身の負担がありますが、当院では術前から術後まで安心してお過ごしいただけるように、様々な工夫と、お一人お一人に合わせた丁寧なご説明や、検診を含めたフォローをご用意しております。
・人工妊娠中絶手術を受けたことで、将来の赤ちゃんの妊娠に影響することはありません。次回も同じように妊娠できますので、「望まない妊娠はしない」ように低用量ピルの服用や、IUD(避妊リング)ミレーナ装着などの避妊法のご相談にも対応しております。
(注)詳細は当院の人工妊娠中絶の特徴をご覧ください。
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