初期中絶では、痛みを伴う術前処置を行う必要性はなく、初診来院日当日の中絶手術をお受けすることが可能です。初期中絶・中期中絶手術ともに、麻酔前投薬と静脈麻酔薬を投与し、同時に笑気麻酔を併用して両者のメリットを合わせて眠った状態で手術を行うため、痛みのほとんどない中絶手術を行うことができます。手術中だけではなく、手術前、手術後も痛みの悩みから解放されるように対処をしております。
ひとりで悩まずご相談ください
03-3408-5526当院の痛みの少ない中絶手術の特徴と体験談
痛みの少ない人工妊娠中絶手術とは、手術中は痛みをほとんど感じることのない中絶手術のことで、初期中絶と中期中絶でその方法が異なります。
[注] 当院の中絶手術の特徴
[注] 中絶手術の基礎知識
初期中絶(~妊娠11週6日)は吸引法
初期中絶とは、妊娠4週~妊娠12週の妊娠初期中に行われる中絶手術のことです。
ご来院された後の流れは、超音波検査で妊娠週数と妊娠状態の検査を行い、手術方法・麻酔方法をご説明いたします。
ご本人とお相手のパートナー様がご一緒に来院された場合は同意書に記入して署名・捺印して頂いています。
同意書は母体保護法という法律で、既婚者は必須ですが、未婚者は提出が望ましい任意となっています。
当院の初期中絶では、「手術前処置」を行う必要性がなく、体への負担が少ない「吸引法」の手術法を行っています。
手術前処置を行わないため、初診時の来院日当日の手術も可能で、入院や付き添いの必要はありません。
手術時は心電図、血圧計、パルスオキシメーターなどのモニター類を装着して、呼吸抑制もなく痛みの心配の少ない手術を行っています。
「吸引法」は、静脈麻酔と笑気麻酔で眠っている3分~5分の短い手術時間で終了するため、ほとんど痛みを感じない中絶手術となります。お目覚めになった時には手術は終了しています。来院から帰宅までの時間はおよそ3時間です。
手術後の生理痛様の痛みについては個人差がありますが、処方された痛み止めなど鎮痛剤の内服で軽減することが多いです。
体への負担が少なくて済むため、帰宅後もきちんと安静をとっていただければ、ほとんどの方が順調に回復し、翌日からお仕事に戻ることが可能な方がほとんどです。術後1週間前後の再診料は初回に料金に含まれています。
未成年の方の中絶手術のご相談もお受けしております。年齢によって、保護者の方の同意が必要な場合があります。詳しくは受付までお問い合わせください。
[注] 中絶手術の流れ
[注] 中絶手術の方法
[注] 術前処置なし
[注] 同意書について
[注] 手術翌日から仕事できる?
[注] 未成年の場合は?
中期中絶(妊娠12週~21週6日)は分娩様式
中期中術とは妊娠12週から妊娠22週未満の妊娠中期に行われる手術のことです。週数によって手術方法が変わってきます。
妊娠12週目は、初期中絶と同様に、手術前処置のない中絶手術が可能です。
妊娠13週目は、経産婦の場合は、前処置のない中絶手術可能です。
妊娠14週以降の中期中絶では胎児が大きく育っているため、術前処置で子宮口拡張と子宮頚管熱化のため、原則として手術日前日に術前処置が必要です。
人工的に陣痛を起こしての分娩様式になりますが、「手術の痛み」は実際の「出産の痛み」より胎児が小さいためはるかに少ないです。
初期中絶と比べると、身体的・精神的・費用面、どの角度から見ても負担は大きくなります。
普段から月経周期が不安定な方の場合、妊娠に気がついた時に妊娠週数が進んでしまっている場合もありますので、負担が少なくて済むように、なるべく早く産科婦人科の医院・病院に相談することをおすすめします。
中期中絶の場合、健康保険に加入している人は「出産育児一時金制度」がご利用できます。受付でお尋ねください。
[注] 中期中絶手術の方法
[注] 人工妊娠中絶手術と費用
[注] 中絶手術にベストな時期はある?
[注] 中絶手術の保険適応
人工妊娠中絶手術における痛みの特徴
痛みの少ない人工妊娠中絶手術は、狭義には手術中はほとんど痛みを感じない中絶手術のことですが、広義には「手術中」のみならず、「手術前」と「手術後」も痛みの悩みから解放される人工妊娠中絶手術のことです。
「手術前」の痛み
手術前の痛みは、子宮の頸管を広げる「手術前処置の痛み」が一番大きいです。
手術前処置とは中絶手術を行う前に子宮頸管内に子宮頸管拡張材・子宮頸管熱化材を挿入して子宮頸管を広げたり柔らかくしたりするための処置です。この処置によって、中絶手術で使用する器具が子宮口を通りやすくなり手術を実施しやすくなります。
当院では妊娠12週以下では、術前処置を行わず、吸引法という手術法を行っています。
妊娠13週では、未産婦と経産婦さんで、選択は異なってきます。
妊娠14週を超えると、中期中絶になるため術前処置が必要になってきます。
次に採血・血液検査、注射等の「痛み」があります。麻酔シール(ペンレス)を使用することで痛みの軽減に努めています。
[注] 中絶手術の前処置(術前処置)とは
「手術中」の痛み
手術中の痛みは手術操作による痛みです、痛みを和らげるためには、(1)「麻酔方法」と(2)「手術方法」の選択と工夫が大切です。
(1)痛みの少ない「麻酔方法」
手術中の一番大きな痛みは手術操作による痛みです。この痛みをとるためにほとんどの病医院では静脈麻酔の麻酔法を行っています。
当院では点滴から3種類の静脈麻酔薬・鎮痛剤を投与し、マスクから吸入する笑気麻酔を併用して両者のメリットを合わせて、より痛みや不安が少なく、リラックスした状態で手術ができるようにコントロールしています。
手術中の呼吸抑制や不整脈などにも、対応できるように体制を整えております。
手術中は麻酔科標榜医である院長がモニターにより管理し、看護師との連携で全身状態をしっかりと確認しながら、お一人お一人の体質に合わせた麻酔方法で安全性に配慮した手術を行っています。
[注] 中絶手術の麻酔について
(2)痛みの少ない「手術方法」は吸引法
初期中絶の手術法には吸引法と掻爬法がありますが手術時の痛みの少ないのは吸引法です。痛みのある術前処置は行わずに、超音波モニター下に確立された吸引法で手術を行っております。
「吸引法」には電動吸引法(EVA)と手動吸引法(MVA)がありますが、EVAは適応範囲が広く手術時間が短いのが特徴です。妊娠10週・11週と大きくなっても可能です。
MVAは妊娠6週~9週が操作しやすく、痛みの少ない子宮内膜を傷つけることが少ない手術法となります。
「掻爬法」は、鉗子(かんし)やキュレットを子宮内に挿入して胎児と胎盤を掻き出す方法で、子宮内膜を傷つけるリスクが多くなり、吸引法に比べると手術時間と麻酔時間は長く、したがって痛みの時間も長くなる傾向があります。
清潔さは、吸引管、鉗子類は全て毎回、滅菌・消毒は十分に行われているため、吸引法・掻爬法とも問題ありません。特に吸引法のMVAはディスポーザブルとなります。
[注] 妊娠週数と中絶手術方法
[注] 妊娠5週・6週の中絶手術
[注] 妊娠7週・8週の中絶手術
「手術後」の痛み
手術後の痛みは、手術操作によるものと、手術直後の出血と子宮の収縮による月経痛様の痛みが主な原因です。
手術中に鎮痛薬を投与し、手術後に処方された鎮痛薬を服用する他、市販の生理痛等の痛み止めを内服して経過観察していただくことで軽減されることがほとんどです。また、術後に嘔気・嘔吐が生じることもありますが、これも術中及び術後の投薬で改善されます。
[注] 中絶手術後の腹痛
[注] 中絶手術後の症状と対策
[注] 中絶手術後の出血
人工妊娠中絶手術におけるリスク
痛みの少ない人工中絶手術のリスクは、(1)使用する麻酔薬の副作用によるもの、(2)手術方法によるもの、(3)患者さんの状態や体質によるもの、の3種類のリスクがあります。
(1)麻酔薬によるリスク
静脈麻酔薬の主な副作用
中絶手術は、患者様が寝ている間に手術は終了していますが、必要以上に麻酔を深くすると、麻酔中に悪夢を見たり、麻酔から覚醒したあとに強い嘔気が生じるなど、いろいろな副作用が出ることがあります。
静脈麻酔は最も軽い全身麻酔です。静脈麻酔薬の副作用は、呼吸抑制、体質によるアレルギー反応、術後の嘔気・嘔吐、があります。
麻酔薬の副作用を少なくするために、当院では、3種類の静脈麻酔を使用すること、手術時間を短くして麻酔の量を少なくすること、笑気麻酔を追加して静脈麻酔の量を少なくすること、を行っています。
[注]麻酔について
局所麻酔を使用したときの副作用
局所麻酔法とは意識は残して痛みだけを軽減して手術を行う方法です。
ほとんどのクリニックでは中絶手術の麻酔法は静脈麻酔を行っていますが、MVA(手動真空吸引法)では、局所麻酔を使用することもあります。その場合は局麻剤の量が多く投与されることがあり、局麻中毒には注意が必要です。
(2)手術方法による副作用
不衛生による感染症
たて山レディスクリニックでは、徹底的に感染予防対策を行い、クラミジア、淋病、等の感染症予防に努めております。
院内は、常に清掃と片づけを行い常時換気し、備品なども清潔に整理整頓し、手術室や手術器具の殺菌消毒を徹底して行っております。
手術器具は徹底的に滅菌・消毒したものを使用しています。
手術中は抗生剤を投与し、手術後は内服薬を服用しますので手術が原因の感染症リスクは経験しておりません。患者様に対しては、抗菌作用が期待できる抗生剤を投与しています。
手術室以外の待合室の椅子やテーブル、診察時の椅子や内診台の消毒・滅菌を行い、清潔を保っております。
妊娠中や中絶手術後は、抵抗力や免疫力が落ちているので、子宮内感染症には注意を払っております。
[注] 中絶手術の安全性とリスク
技術不足による子宮への負荷
たて山レディスクリニックでは、母体保護法指定医師である院長が手術を行っております。
手術中の副作用として、子宮穿孔、絨毛遺残、子宮復古不全などがあります。
「子宮穿孔」については、超音波エコーで可視化での手術を行っているため、そのリスクは極めて低いです。
「絨毛遺残」については、合併症がないか術前に確認し、超音波エコーで可視化での手術を行い、術後の検診でも丁寧に確認することで、防止することができます。
「子宮復古不全」は、初期中絶では起こりにくく、中期中絶の手術後に起こることが多いです。子宮収縮剤の投与、子宮の冷却、子宮の輪状マッサージ、必要な場合には子宮内容物残存の除去を行い、その予防と対策に準備をしております。
[注] 中絶手術の合併症
[注] 中絶手術後の取り残しについて
(3)患者さんの体質、既往歴によるリスク
患者さんの体質や身体状態に応じたリスク
喘息、高血圧、アレルギー体質、母体の持病、合併症などの状況によっては、中絶手術のリスクが高くなる可能性があります。
たて山レディスクリニックでは、初診時に既往歴やアレルギー、服用中の薬など問診票にご記入いただき、しっかりと確認しております。
術前の検査で、感染症、血液型、貧血、Rh不適合妊娠、などを行っております。
Rh式血液型不適合妊娠の場合には、術後にγーグロブリンの筋注を行うなど、必要に応じて、術前・術後において適切な処置を行います。
既往歴によるリスク
前回帝王切開分娩、子宮筋腫合併妊娠、双胎妊娠、双角子宮や重複子宮等の子宮奇形、胞状奇胎などの異常妊娠では注意が必要です。
中絶術2回以上の方、未成年の方も、中絶手術可能です。
既往歴のある方は事前にご連絡いただき、お一人お一人の体質や状態に合わせて、リスクを想定し準備をして対応しております。
[注] 術前検査・Rh式血液型不適合妊娠
[注] 帝王切開分娩後の中絶
[注] 胞状奇胎
[注] 双子の中絶について
[注] 中絶術2回以上でも妊娠できる
[注] 未成年の場合は?
たて山レディスクリニックの痛みの少ない人工妊娠中絶手術の費用
・当院の妊娠12週未満(妊娠11週6日まで)の初期中絶の中絶手術費用は平日、土日祝とも同額になります。
[注] 中絶手術の費用 をご参照ください。
・初期中絶の場合、患者様のご都合に合わせて1日コース、2日コースから選択することが可能です。当院の日帰り手術は、ご来院からご帰宅までおよそ3時間です。
・1日コースを選択された場合、初診来院日に手術を行うことが可能です。
・妊娠12週以降の中期中絶の費用は初期中絶に比べて高額になりますが、健康保険による出産育児一時金制度(約50万円)が手術後に適用されます。
・妊娠週数を追うごとに費用が大きくなりますので、中絶手術をお考えの場合は早めの決断をおすすめします。
・手術料金には、初診料、検査料、中絶手術料、麻酔料、消費税、術後1回目の検診料が全て含まれた金額になります。
・血液型がRh(―)の方のγ―グロブリンの注射代、双子だった場合の追加料金がかかる場合があります。
・詳細はお電話でお尋ねください。(03-3408-5526)
・手術費用のお支払いには、現金のほかクレジットカードをご利用いただけます。クレジットカードでのお支払いの場合には、分割払いやリボ払いでのお支払いも可能です。詳しくは、ご利用のクレジットカード会社までお問い合わせください。
[注] 中絶費用払えない
痛みの少ない中絶手術の参考情報
当院では院内に「当クリニックについてのアンケート」の用紙を準備して、患者さんから当医院のスタッフの対応や手術の内容について、ご意見・ご感想を記入していただいております。また、インターネットから当院への最新の「口コミ」も、当院の診療の参考にさせて頂いております。
「ご意見・ご感想」を多数いただき、「痛みの除去」の対応をこれからも充分に行っていくことの大切さを感じております。
当院のホームページでは、不安を感じることなく受診できるように「中絶手術の病院選びのポイント」の情報をわかりやすく解説しています。
当院の人工妊娠中絶手術はリスクの低減を最優先させながら、痛みがほとんどなく、負担の少ない手術を行っております。
また、術前から術後まで抱えていらっしゃる不安な気持ちを和らげ、リラックスしてお過ごしいただけるよう、術後も不安が残らないように様々な工夫をしております。
医療機関での診療には守秘義務があり、ご説明は個室で丁寧に行っています。診療内容はご本人以外の方が知ることはありません。全てのプライバシーは守られていますのでご心配いりません。
当院には女性医師(女医さん)はいませんが、院長は多くの症例経験のある母体保護法指定医、日本産科婦人科学会 産婦人科専門医です。
[注] 中絶手術の病院選びの方法
[注] プライバシーポリシー
[注] 中絶後ストレス症候群
[注] 胎児の染色体異常
中絶手術の痛みの緩和に取り組み続けています
いろいろなご事情から中絶手術を受ける事を決断した後も、手術を受けるその日まで痛みへの不安を抱えていらっしゃると思います。
当院では患者様の痛みへの不安を和らげるために、痛みへの可能性を最小限にする「痛みへの取り組み」についてご説明し、緊張を和らげ術前術後の時間をリラックスしてお過ごしいただけるように工夫をしています。
たて山レディスクリニックでは、術前の問診・検査で患者様の体質について確認し、お一人お一人にあった麻酔方法で手術を進めています。手術中は、静脈麻酔と笑気麻酔を併用することで、眠ったままで手術が進み、目が覚めたら手術は終了しています。
術後1週間前後の検診料金は中絶費用に含まれているので、安心して再受診できます。術後の心配な症状、ご質問、不安なお気持ちなど、どうぞ遠慮なくご相談ください。術後に不安が残らないように子宮の回復状態を丁寧に確認し、また当院ホームページの関連記事にて、術後の症状などの情報を発信して、フォローアップを行っております。
当院の通常の中絶手術を受けた影響で次回に不妊症になることはありません。今後は望まない妊娠はしないように、「低用量ピル(OC)」の内服や「避妊リング(ミレーナ)」の装着など女性が主体的にできる避妊方法をおすすめしております。ピルには色々な種類があり、辛い月経痛(生理痛)の改善や生理不順の改善など副効用があります。ご希望の方は、お気軽にご相談ください。
手術当日は、車の運転や自転車の運転は出来ません。付き添いは必要ありませんが、パートナーの方にお待ちいただく場合、当院はレディスクリニックのため院内でお待ちいただくことができません。近くのカフェなどでお待ちいただく場合には、院内では手作りの地図をご用意しております。ご入用の方は、お声がけください。
当院は完全予約制です。手術のご予約・ご相談はお電話か、24時間受付可能なWEB予約をご利用ください。
[注] 近隣マップ
[注] 病院選びのポイント
[注] 当院の中絶手術の特徴
[注] ピルとは
[注] ピルの副作用
[注] アフターピル
[注] 術後の生理不順について